「E.T. 特別編」

古さを感じさせない


  

「E.T.」20周年記念のリバイバル公開。
未公開シーンや最新の技術を駆使したデジタル処理という触れ込みだったが、20年前のオリジナル版を観ていないので較べようがない。
「E.T.」といえば「俺たちひょうきん族」で、さんまとビートたけしが「いーてふ」というコントをやっていたのを懐かしく思い出す。
そういえば、さんまはひょうきん族で売り出したのだから、かれこれ20年もこの業界でトップを走り続けていることになる。凄いなぁ。
確かさんまを初めて見たのは、8ch(関西テレビ)で何曜かの19:00からの30分番組「誰がカバやねんロックンロールショウ」という、今では考えられないぶっ飛んだ番組の司会をしている姿だったように思うんやけど...(この番組を知ってる人いる?)。

さて「E.T.」。
こんなお話しだったのね。

E.T.とエリオットの交流にもう一ひねり欲しかったような気もするけど、ハートウォーミングないいお話しですね。思わず目頭が熱くなるような「泣き」の部分が入っていないのが、いいのか、惜しいのか、難しいところですね。
このエリオット少年、今はどうしているんでしょうか? 彼のお兄ちゃんがなかなかいい味出していますね。この映画の陰の主役は彼でしょうね。

凄い言語学習能力、交信機をがらくたで作ってしまう、植木鉢のしおれた花を蘇らせる、自転車を空中の浮かび上がらせる、傷を治すなど以外で特殊な能力を発揮は極めて控えめで、ばりばりむしゃむしゃ食べて、ビールで酔っぱらい、ストロボに驚き、犬を怖がるなど、E.T.が、その容姿に関わらず、とても人間くさいところがいいですね。
エリオットに体重を測られて、次に鏡に向かって二人で背比べをすると、負けじとするすると首を伸ばすところが可愛かったですね。

「お家」から返事があって生き返るのは解せない、などいろいろ「?」もあるけど、どれもOK。許容範囲内です。
20年前にも関わらず、子供達はナイキのスニーカーを履き、マウンテンバイクを乗り回している。全く「古さ」を感じさせない。唯一感じたのは、お兄ちゃんの友達がかけているヘッドフォンの異常な大きさでしょうかね。20年前といえば、日本ではウォークマンが急激に普及した頃でした。アメリカではまだその一歩手前だったのかな。

「UFO少年アブドラジャン」で「モスクワにいる科学者の存在が意味不明」と書いたけれど、この日「E.T.」を観てこの科学者が出てくる理由がわかったような気がしました。

何度もTV放映されているので、TVでご覧になった方も多いでしょうが、大きいスクリーンで観てこそ得られる感動もあります。今週一杯三番街シネマで上映していますよ!

ところで、とうとうやってしまった! インド映画の「ストーミー・ナイト」を観て「インド映画もなかなかええやん」と「ミモラ」の前売りを買ったんだけど、その他のイベントに忙殺されてしまい、気が付くと、予定より早く上映が終わっていた! 定時に職場を出て、OS劇場へ着いてみると、もう「ミモラ」のミの字もない! ショックやったなぁ...。
しもた!

おしまい。