「光の旅人/K-PAX」 |
なんとも不思議なお話し |
バナナが食べたくなる映画を観た。 大して期待していた訳でもなく、予告編を観て、そのまま前売りを買った。ケビン・スペイシーがサングラスをかけて、皮のままバナナをムシャムシャと旨そうに食べるのだ。
アメリカの映画にしては珍しく、恐ろしく説明が下手くそな映画。
どうしてプロートが同じ病棟の患者達から人気があるのか、心を癒しているのか、希望を与えているのか。そこを幾つかの具体的なエピソードで見せてくれないと、ボクはなんとなく分かるというとてもあやふやな気分でこの映画を観続けなければならない。
こんな説明不足で不親切な映画(まるで中国の映画のようだ)なのに、何故か不思議な魅力を感じてしまう。
もちろん、必見の作品ではないけれど、このゴールデンウィーク中にやることがないんだったら、ご覧になっても損のない映画なのではないでしょうか。もちろん、最後まで「さっぱりわからん」という人もいらっしゃるでしょうけどね。 おしまい。 |