「ステイト・オブ・ドッグス」 |
予告編とのギャップ |
予告編と本編とのギャップが大きかった。 モンゴルでは、犬は死ぬと人間に生まれ変わると信じられているらしい。モンゴルの首都ウランバートルの路地裏で野良犬をしているバッサルは、ある日、野良犬駆除のハンターに撃ち殺されてしまう。死んだ犬の魂は、死んでからその亡骸が朽ちるまでの間、肉体を離れて自由に好きなところへ行けるのだという。生まれ変わっても人間にはなりたくないと考えたバッサルの魂は、幸せだった頃の自分の過去へと旅立つことにした。
こう書くとなんだかお伽噺のようなストーリーを期待するかもしれないし、何かファンタジー映画のような中味を期待するかもしれない。事実、予告編もそんなノリだった。 それにしても、面白くない映画だった。
1時間40分ほどだけど、限りなく退屈で何度も何度も時計を見てしまった。特にこれと言ったストーリーを期待していたわけでもないんだけど、あまりにもひどい。意味がない。 ボクにとって収穫はウランバートルという街がどんなところなのかおぼろげながら分かったところでしょうか(行くことはないでようが)。市民の皆さんの生活も垣間見ることができたしね。
会場は渋谷のユーロスペース。もうしばらくここでモーニング&レイトショーで上映しているようです。土曜の朝11時からの回でしたが、物好きが30名ほど入っていました。10人までだと思っていたので、正直意外でした。 おしまい。 |