「すべての美しい馬」 |
圧倒される映像の美しさ、馬の美しさ |
災難は忘れた頃にやって来る、どころか「続けて」やって来る。
そんなショックが尾を引くままに観たのが、梅田のOS/CAPで公開中の「すべての美しい馬」。予告編を観たときに、すぐ前売り券を買いました。 お話しは、テキサスで長く続いた牧場に生まれた主人公は、祖父の死とともに牧場が閉鎖されることになる。職を求めて親友と馬で国境を渡り、メキシコにある大規模牧場へ出稼ぎへ行く。この道中やメキシコの牧場で様々な出来事に出逢い、成長していく。そして、一回り大きくなってテキサスに戻る、って感じやね。 圧倒されるのは、映像の美しさ。特に自然と馬たちの描写がいい。 こんな映画を観ていると、やっぱり映画は映画館の大きいスクリーンで観ないとアカンなぁ、と思ってしまう。こんな大自然を相手にのんびり(?)馬の背に揺られてメキシコまで旅をするなんて羨ましい。きっと実際に一日中、馬に乗っているのはシンドイのでしょうが...。
この映画で語られているのは「人としてのプライド」。それは何事にも替えられないほど大切なものなのだ、ということでしょうか。 ちょっとスマートすぎる演出で、さらっとしすぎているきらいはありますが「大人なのための童話」だと思ってご覧になられてはいかがでしょうか。8月一杯はOS/CAPで上映中の予定です。 ところで、この秋はまた韓国映画が相次いで上映されます。「イルマーレ」「反則王」に、とうとうシム・ウナ様の引退作(?)となってしまった「Intervew」も公開されるようです。お楽しみに! おしまい。 |