「連弾」

竹中直人の快作コメディ


  

竹中直人が監督・主演した「連弾」。竹中直人は何となく好きで、こないだ観た「三文役者」で、改めて好きになった役者さん。
会場は新梅田シティのシネリーブル梅田。先週の土曜に封切られて、金曜の最終回で観た、だから丁度一週間たってるわけやね。お客さんは30人程度の入り。少し淋しいなぁ。もう少し入っていると思ってんけどね。
しかも、ボクの1席空けて隣に座った、ひどく太ったオヤジが途中から高らかなイビキをかいて居眠りを始める始末(もちろんやさしく注意して出ていってもらいました)。

さて、竹中直人って、なんかこう「情けない」役が似合うなぁ。奥さんがしっかりもんで「内助の功」タイプの方なら、生活も上手くいくんだろうけど、この映画の天海祐紀のようなキャリアウーマン・タイプなら破綻してしまうんだなぁ。でも、この奥さんの竹中直人を責める論調もなかなか面白い。脚本を書く段階から、主役は竹中直人にって決めてあったのかな。
ストーリーはちょっと悲しくも情けないお話で、ほんとは笑ってはあかんようなものなんだけど、そこかしこに「笑い」が隠されていて、ついつい声を出して笑ってしまう。
子役達がボクには馴染めなかった。いずれも、CMやドラマで活躍している子役らしいんだけど、なんかこましゃくれていて、好きになれなかった(つっくんとこのケンちゃんもこんなふうになっちゃうのかな?)。

なんて言ったらいいのかな、こんな竹中直人のような生活もいいかなぁ、と少し思いました。

字幕を読まなくていい邦画はいいね。
「連弾」は、シネリーブルでは4/13まで上映中、動物園前のシネフェスタではもう少し長く上映しているようです。次は韓国の「春香伝」をテアトルで、その次は「ハンニバル」。春は観たい映画が多いね。

おしまい。