「アメリ」

おじさんにはわからなかった


  

気が付けば12月も20日を過ぎて、今年も残すところ後わずかですね。皆さんお元気にお過ごしですか?
めっきり寒くなってきましたが、風邪など引かないようにね。ボクはなんかむちゃくちゃ元気で、遊ぶのが忙しく、疲れを知らない「変なおっさん」と化しています。

さて、金曜の夜に観てきたのは「アメリ」。
会場はロフト地下のテアトル梅田。いま、このテアトルではスクリーン二つともこの「アメリ」を上映してなかなか力が入っているのです。
ボクが観たのは6:40の回でしたが、満席でした。凄いね。男が一人で来ているのはボクだけで、後はカップルか女性の数人連れ。

予告編がとても良くできていて、期待を持たせる内容。早くから前売りを買っていて、楽しみにしてました。
主人公の女の子(アメリ)が、個性的な顔立ちでなかなかかわいいの。変幻自在に変わる髪型もいいよ。

ストーリーは他愛のない、彼女の恋愛物語。
でも、これが恋愛と呼べるのなら、だけど...。

ボクとしてはアメリの恋の顛末記よりも、その他のサイド・ストーリーの方がずっと面白かった。
父親の庭にいるはずの小人が世界の観光地を巡るお話しや、偶然見つけた子供の頃の宝箱を元の持ち主に返すお話し、大家さんの息子の部屋に忍び込んでするイタズラや何十年も部屋から出たことがない老人との交流、一階に住む管理人さんへ出す手紙...。そのいずれもがアメリの個性を際だたせているんだ。
こんなアパートなら住んでみたいな。アメリの部屋もかっこいい。それに、赤を基調にした壁紙や調度品が素敵。
アメリが働くカフェのオーナー、従業員、常連客の恐ろしく個性的な面々にも興味津々です。
アメリのお父さんもいい味出してるよ。
いろんなスピード写真に残っている謎のハゲ頭オヤジっていったい...。

明るくて、おしゃれで、スマートで、かっこいいんだけど、なんかなぁ。
残念ながら、ボクにはピンと来ませんでした。
パリのモンマルトルに行ってみたくなるのは確かだけどね。
あと、幼少のアメリを演じている子役がいいの。大人のアメリそっくり。よくこんなに似ている子を見つけてきたなぁ。感心してしまいます。

今年もたくさん映画を観ました。
あと、前売券を持っているのは「ハリー・ポッター」だけです。
一昨年は「シュウシュウの季節」、去年は「ダンス・イン・ザ・ダーク」と一年の終わりにドヨヨ〜ンと暗くなる映画で締めくくったので、今年は明るくパッと締めくくりたいですね。

おしまい。