「冷静と情熱のあいだ」 |
映画は映画、小説は小説 |
江國香織と辻仁成が書いた同名の連作小説が原作。
結論を言うと「いい映画」だった。
最初は違和感が一杯だった。この違和感を持ったまま2時間以上の映画を観続けるのは「つらい」とさえ思った。でも、映画が進んでいくとケリー・チャンのあおいも、それはそれでイイじゃないかと思いはじめた。映画は映画、小説は小説として割り切ってしまうことも大切だ。
映画の序盤で、ミラノであおいと順正があっさり再会してしまうのはどうかな、と思うけれど、わずか2時間で小説2冊分を映像化するんだから、多少の変更は仕方ない。許容範囲か。
この映画を観る人のほとんどは竹野内豊がどんな俳優さんか知っていて、ケリー・チャンがどんな人か知らないのだろう。でも、ボクは逆だ。ケリー・チャンがどれだけのスターなのか良く知っているけど、竹野内豊がどんな顔をしているのかこの映画が始まるまで知らなかった。
好きになった(気になった)シーンは三つ。
イタリアへ行ってみたくなりました。 おしまい。 |