「6ixtynin9(Sixtynine)」

タイを侮るなかれ


  

先週は東京に行って来ました。
東京に行くのは昨年の3月に親友の加藤の披露宴に行って以来。お茶の水と神田にいただけのトンボ返り。東京はやっぱり人が多いね。いつ行ってもタジタジになります。
神田の中国書籍専門店に寄ってきました。中国の田舎町にある本屋(新華書店)に負けないほどの品揃えですね。でも、値段は中国の10〜30倍はします。今回の目当ては「火車時刻表」。さすが専門店だけあって、ちゃんと売っていました。中国でもなかなか手に入らない飛行機の時刻表もありました(これは目を剥くほど高かった)。

さて、今回ご紹介するのはタイの映画。今まで、アジアの映画というと香港、台湾、中国、韓国、ネパール(「キャラバン」)、シンガポール(「フィーバー・フォーエバー」)などを観てきましたが、タイの映画を観るのは初めて。先日観た予告編ではなかなか面白そうだったので、前売り券を買いました。会場はLoft地下の「テアトル梅田」。この日Loftは凄い人出で、入場制限までしてました。大きい方の劇場では「ギャラクシー・クエスト」を上映中。整理券を配布するほどの大入りのようです。「6ixtynin9」もそこそこの入りで空席がチラホラ状態。前から2列目の真ん中の席でしたが、これがなかなか観にくい。しまった、もう少し早く来ればよかった。

タイトルから読めません。なんちゅう文字や。
でも、そんなん関係ない。ぐいぐい引っ張り込まれて、あっと言う間に終わってしまいました。映画が始まる前は少し頭が痛かってんけど、そんな痛さ忘れてました。
この映画は何かな。どんなジャンルに入るのかな。コメディなのか、ミステリーなのか。観る人によってちゃうかもしれんけど、やっぱりコメディでしょう。

会社を突然の「くじ引き」でリストラされてしまった若いOLは途方に暮れてしまう。翌朝、アパートのドアの前に見知らぬダンボール箱が置かれている。何かなと思って、部屋の中でその箱を開けてみると、その中にはぎっしりと札束が!
このお金を巡ってか、偶然なのかその日は彼女の部屋に次から次へと人が押し寄せてきて...。
あんまりセリフで多くを語らない主人公のOLがなかなかいいですよ。彼女のセリフが極端に少ないからなのか、すぐに主人公に感情移入できて、彼女と一緒にハラハラドキドキ出来ますよ。

何が起こって、結局どうなるのかは観てからのお楽しみ。タイに興味がある人も無い人も、是非ご覧頂きたい傑作ですね。タイにもこんな凄い映画があるんだと素直にびっくり出来ますよ。

さて、扇町のミュージアムスクエアでは香港・台湾・中国の作品が連日公開中。心斎橋パラダイスシネマでは台湾の「ヤンヤン/夏の想い出」、新梅田のガーデンシネマではイギリスの「リトル・ダンサー」(←渡辺さんのオススメ作)。次々に観たい映画が公開されて、時間がたりないよ〜!

おしまい。