「愛のエチュード」

コモ湖畔へ行ってみたいな


  

朝の8時過ぎから始めて、飲まず喰わずで昼の3時前にようやく切り上げたけど、予定していた半分くらいしかはかどらなかった。それでも「ツバキの部」はどうやら終了。今年もずいぶん枯らしてしまいました。愛情不足だなぁ。反省しています。あとは植木の剪定と芝刈り。芝生の面積が狭いから、芝刈り機が使えず、手で刈らなければならないのが難点。

「いちばん美しい夏」に続いて観たのが、「愛のエチュード」。会場はLoft地下のテアトル梅田。土曜の昼間だというのに、こちらも15名ほどと淋しい入りですね。
今日観た予告編では「ROCK YOU」が良かった。最近この予告編をよく目にするんだけど、是非観てみたい一本です(もうすぐ、OS C.A.P.で公開予定)。

この「愛のエチュード」って、いかにもボクが観そうにない作品なんだけど、予告編を観て、ちょっと気になっていました。この二人の結末がどうなるのか。それと天才と狂気の紙一重をどう演じているのかも。

結論から言うと、期待ハズレだった。
主演のお嬢さん役のエミリー・ワトソンがちょっと老けすぎていて、どう見ても未婚の女性には見えない(予告編でも少しそう思っていたんだけど)。それが気になって、そどうも物語に「うそ」を感じてしまうねんなぁ。確かに、この役は優しさで満ちあふれ包容力のある女性でないと成り立たないんだけど、今の彼女ではちょっとムリがあると思う。
ジョン・タトゥーロは「天才と狂気の狭間」をとても良く演じていた。ひょっとしたら地なのかとさえ思ってしまうほど。チェスに取り憑かれた天才やね。チェスト出逢ってから何日が過ぎたのか、瞬時にして正確に答えられるのだから。
物語の舞台になる北イタリアのコモ湖畔にある超高級リゾートホテル。これが凄い所なんです。ボクも一週間でいいから、こんなホテルで幸せな日々を過ごしてみたいなぁ。

物語の中盤以降に突然現れる彼の元パートナーの存在がハッキリしない。おそらく彼はこの決勝戦に多額の賭けをしているんだと思うけど、どうしてありとあらゆる手を使ってこの勝負にけりを付けさせようとしているのか良く分からない。この点もこの映画の難点になっていると思う。

ちょっと意外な結末が用意されているので、お楽しみに。

ちなみに、ここでいう「エチュード」は音楽のことではなく、チェス用語で「芸術的なエンドゲーム」のことだそうです。

おしまい。