「祝祭」 |
韓国版・お葬式 |
最近、どうも腰の右側が痛い。時折、思いだしたようにぴりぴりと痛い。我慢できないような激痛でもないだけに、少し始末が悪い。運動不足かな?毎週山歩きしてるのになぁ。姿勢が悪いのか、はたまた仕事のしすぎなのか?
連休中に見た映画は韓国映画の「祝祭」。シム・ウナさまの「動物園の隣の美術館」にも劇中劇に出ていたアン・ソンギという男優さん(韓国映画界のトップスター)が主演していて、準主役で「西便制」に出ていた女優さん(オ・ジョンヘ)も出ています。
中年の私小説家のアン・ソンギの田舎に住む母親が亡くなる。映画は彼の母親の葬儀の模様を克明に映し出していく。だんだん簡略化され、忘れられようとしている韓国の伝統に従った葬儀の方法や作法を記録する映画のようだ。しかし、それだけではなく、この母親を取り巻く様々な人間模様も同時に映し出される。葬儀は突然やって来るだけに、様々な血縁関係、地縁関係が、日時が前もって知らされている結婚式の時よりも鮮明に反映されるのだ(わかる、わかる)。アン・ソンギを慕う若い女性雑誌記者や、複雑な生い立ちを持つ彼の姪っ子(オ・ジョンヘ)の存在が上手い伏線にになって、人間・地縁関係を浮かび上がらせ、時に悲しませ、笑わせ、葬儀が進んでいく。 韓国の伝統的な葬儀を知りたい方(そんな人あんまりいないね)や韓国そのものに興味のある方には是非お勧めしたい作品です。次回はいつどこで上映されるのかは判りませんけど、ぴあなどを丹念にチェックしてみて下さい。 もうすぐ、大阪城ホールですね。今年も成功するといいですね。再見! おしまい。 |