「ブリジット・ジョーンズの日記」

秋の夜長に読書はいかが


  

街を歩いているとどこからかキンモクセイのいい香りが漂ってくる季節になりました。この香りがすると、秋ももう本番ですね。朝晩の空気もめっきり冷たくなってきました。

カプチーに遅れること約一週間。ようやく観てきたのが「ブリジット・ジョーンズの日記」。
原作の小説がある映画はやっぱり難しいな。その原作が良くて、面白ければ面白いほど映画化は難しい。ボクは原作を先に読んでいた。でも、小説を読み始める前に、映画では主人公のブリジットをレニー・ゼルウィガーが演じるのを知っていたから、彼女をイメージしながら読んでいた。ちょっと「参ったな」って感じの描写も多かった原作だけど、むちゃくちゃ面白かった。文庫化されていない続編までも買ってしまったくらいだ。
(原作を手にした理由は、お気に入りのレニー・ゼルウィガーが主演する映画の原作だからなんだけど...。)

この原作のイメージをそのまま持っていると、映画の方は正直に言うと「もうひとつ」。映画はどうしても時間に制約があるから、全てのエピソードは盛り込めないのは分かっているけど、それを差し引いても、この映画は原作の良さを充分表現できているとは思えなかった。
それは、ボクが自分の頭の中で膨らますだけ膨らましていたブリジットに、ボクがぞっこん惚れ込んでいたからかな。原作を読む前に時間を巻き戻して、新鮮な気持ちで映画を観れば、また違った感想を持つのだろうけどね。
もし、まだ原作をお読みでないのなら、原作を読む前にまず映画をご覧下さいね。

ブリジットが最初に勤めているロンドンにある出版社にあるオフィス。ムチャクチャかっこええやん! ボクも一度でいいからこんなオフィスで仕事してみたいな。彼女のオフィスにはアップルの液晶スタディオ・デイスプレイがで〜んと置かれている。なのに、e-mailのメイラー(メイルソフト)はマイクロソフト社製なのは、何故? しかも、文字がやたらデカイ。

主演のレニー・ゼルウィガー。彼女の映画を観るのは「ベティサイズモア」に続いて2本目だけど、すっかり彼女のファンになってしまいました。どこかいじらしくて、憎めない。ほんとに愛すべきキャラクターですね。次回作に大いに期待です。
水曜のレディス・デーということもあるでしょうが、三番街シネマで7割ほどの入り。ほとんどがOLの数人連れでした。もうしばらく公開中です。

おしまい。