「PARTY7」

ちょっと訳がわからん密室劇


  

風邪が流行っているようですが、みなさんお元気ですか?
ぼくは少し引いてしまったようでしたがクスリを飲んだら治ったみたいです。
でもこの土曜日に予定していたたかお先生との「六甲寒中ハイク」を中止にしてしまいました。

さてようやく順番が回ってきたのは「PARTY7」。会場はテアトル梅田。チケット売場に向かって右側にある大きい方が会場。平日のもかかわらず、空席がチラホラある程度の入り。

それにしても、ちょっと変わった映画だった。
ストーリーが有るのか無いのかと問われると「有る」んだけど、なんとも締まりのないストーリー。出演している役者のキャラクターと同じ単語を繰り返す独特のセリフで笑い(?)を取るという作品。設定自体はなかなか奇抜で面白いんだけど、それが活かされてるとは思えない。

組織から横取りした2億円を持って永瀬正敏が山奥のホテルに逃げてくる。その部屋に永瀬の元彼女や元彼女の婚約者、永瀬の兄貴分そして組織から派遣された殺し屋が次々に現れてはちゃめちゃなコメディが繰り広げられる。そして、実はこの部屋にはホテルのオーナーが「のぞき部屋」をこさえていて、永瀬達が繰り広げているドタバタを原田芳郎と浅野忠信がのぞいていたのだ。彼らが合わせて7人いるから「PARTY7」というタイトルになったんだろうなぁ。しかし「キャプテン・バナナ」って設定はどうやって考え出すんだ?

物語のほとんどが永瀬の部屋とのぞき部屋という閉鎖された空間で進行するためか、映画を観ているというよりもむしろ「芝居を見ている」という感じでした。確かに、面白くて何カ所かは声を出して笑ってしまったけど、なんか盛り上がりに欠ける映画であることも確かです。

この映画は普通の上映は2/2まで、それ以降はテアトル梅田でレイトショーのみの上映でしばらくやっているようです。ぼくはあんまり見ていないけど浅野忠信は最近やたら映画に出ていますね。線は細いけど独特の存在感を見せてくれる役者さんですね。

おしまい。