「シーズ・オール・ザット」

富める国、アメリカ


  

久しぶりにまとまった雨になり、昨夜は気温が下がってようやく「寝苦しさ」からも解放されました。チャッピーの東京での新居が早く決まればいいですね、でも、きっと、スンナリとは決まれへんやろうけど...。

さて、今回観てきたのは「シーズ・オール・ザット(She's all that)」。観たいなと思ってたんやけど、ずるずるとチャンスを逃してしまい、もうどこもやってへんという状態。ようやく「ぴあ」で発見したのが「高槻松竹」。レイトショーのみでの公開でした。
高槻に行くのは久しぶり、駅前の商店街を歩くのは初めてです。結構大きいのね。で、マクドの横にあるビルの2階に「高槻松竹」と「高槻セントラル」という二つの劇場がありました。もっと古い映画館を想像していただけに、少しびっくり。「シーズ・オール・ザット」の前に上映していたのが「劇場版・カードキャプチャーさくら・封印されたカード」。一体、どんな人が観ていたのか興味津々ですね。出口から出てきたのは、小学5年ぐらいの女の子二人組と、小3ぐらいの女の子とお母さん。そう、たった4人きり。この劇場大丈夫かなぁ、と他人事ながら心配になります。と言っても、「シーズ・オール・ザット」の上映を待っていたのも私と20才くらいのアベック二組、20才ほどの女の子の二人連れ、私より年がいってそうなおっちゃんと学生風の兄ちゃんという9名。このメンバーで100人は入れそうな「高槻松竹」は大きすぎますね。 スクリーンは思っていたより大きくて、観やすい劇場です。椅子も綺麗だよ。是非、皆さんも足を運んであげて下さい。隣の「高槻セントラル」では「シュリ」をやってます。

主演のシンデレラ役の女の子(レイチェル・リー・クック)がいい! 髪を短くして、ドレスアップしたときよりも「もっさい女の子」という設定で、メガネ掛けてるときのほうが断然いいよね。ファースト・フードの店でアルバイトしてるときがチャーミングです。最近は貧しい映画ばっかり観ているから、この映画を観て「アメリカって富める国なのね」とつくづく思いました。ヒロインの家は貧しくて、お父さんはプール掃除の仕事しているっていう設定なのに、もちろん一軒家、しかも街が見おろせる高台に建っている。広そうな庭。広いリビングを出れば大きなプールがあって、地下室にはアトリエ、二階には寝室が何部屋もあって...、とまぁこんな具合。友達も高校生のクセして、自動車通学だし、むっちゃ広い家で50人は友人を呼んで飲めや、唄えやの大パーティー。いいなぁ。こんな映画観たら、中国人もアメリカに憧れるよねぇ。

高校一のモテモテ男が、高校で一番さえない女の子を、卒業パーティのクィーンに仕立て上げるというのが、ざっとしたあらすじ。「こうなるやろな、次はこうやろな」と思っている通りにストーリーは進んで行って、安心して観ていられます。主人公の幼なじみのちょっと太めの男の子の存在が、不思議です。
ほんと、はるか異次元の、映画の中のお話、って感じです。
高槻まで行って観る価値があるかどうかは微妙な所。でもヒロインのレイチェル・リー・クックが次に出る映画が公開されれば、彼女がどんな風に成長したのか、是非観てみたいと思います。

おしまい。