「クワイエット・ファミリー」

肩の力が抜けた、韓国の映画


  

気分はすっかり「夏」。むぅおーとした熱気に包まれて街を歩けば、8月のようです。この暑さを喜んでいるのは、野菜の苗たち。拙宅のスイカもメロンもグンと大きくなりました。収穫はまだまだ先ですが...。たかお宅の「開拓地」に植えられたトウモロコシも大きく育っています(といってもまだ、膝ぐらいですけどね)。

今回は韓国の映画で「クワイエット・ファミリー」1998年の作品です。この映画とか、少し前に観た「ドクター・ポン」なんかを観ると「韓国もしょーむない映画を作るんや」とホッとしてしまいます。
会場は扇町の「扇町ミュージアムスクエア」。平日の最終回とあって20名弱の入り。ここは奥行きの長い会場で、スクリーンがそんなに上にないので、座る席によって見やすさに差がありそうです。おすすすめは最前列か前から5列目ですね。昨年の「君のために出来ること」以来でした。

「シュリ」にハン・ソッキュの相棒役で出ていたソン・ガンホと、シュリの上司役で出演していたチェ・ミンシクが出ています。両人とも「シュリ」とは一転して、しまりのない三枚目の演技をしています。この二人が出ているところを見るとこの「クワイエット・ファミリー」は「シュリ」の二匹目のドジョウを当て込んだ日本公開だったように思います(韓国では「シュリ」より前に公開されています)。
ソウルから離れた田舎で山荘(ペンション)を新規開店した一家のお話し。意気込んで始めたものの、一人もお客が来ない。待ちに待った一人目のお客は、なんと翌朝自殺してしまう。へんなウワサが立ったら、ますます客足が遠のいてしまう。そこで、一家でその死体を山に埋めてしまう。次ぎに泊まりに来たアベックも、翌朝、心中した姿で部屋で発見される...。そんなことばかりで、一家は穴掘りばかりが上手くなり、埋められた死体も増えていく。とうとう今度は殺し屋まで現れて...、というはちゃめちゃのコミック・ホラー(?)です。
この一家の娘役をしている、コ・ホギョンとイ・ユンソンは二人ともなかなかかわいくていい感じです。まっ、おすすめの映画というわけじゃないけど、ちょと息抜きにはもってこいの作品です。今月一杯ロードショー中ですね。

ところで、ここ数日、私を「トリコ」にしているのが「圧力鍋」なんですね。親戚の披露宴の引き出物で貰ったものなんですが、これがなかなかええねん。ゴハンがごっつい美味しく炊けるし、パスタも上手くゆで上がります。今、いろんな料理方法を考案中です。「こんなんも出来るで」という情報をお持ちの方は、是非ご一報下さい、お待ちしています。

おしまい。